リリース和訳 (原文はこちら)
2022/2/27 ー現地配信―カリフォルニア州セント・ヘレナ
26回目を迎えた年に一度のプルミエ・ナパヴァレーのワインオークションに参加するべく、ナパ・ヴァレーに到着したワイン業界関係者は、笑顔があふれる、意気揚々とした一週間を過ごしました。土曜日のサザビーズによるライブオークションは、ナパ・ヴァレーの優れたワイン造りを探求しながら、関係を築き、ビジネスを展開した一週間の締めくくりとなりました。
「この一週間、ワインビジネスにおける長年のパートナーである多くの方々とつながることができ、感謝しています。まさにホームカミングのイベントのようでした。私たちのワインと地域に対する驚くべき情熱と支援に、身が引き締まる思いです。」と、ナパヴァレー・ヴィントナーズのプレジデント兼CEOであるリンダ・リーフは述べています。
プルミエ・ナパヴァレーという個性的なワインへの関心は、会場に足を運んだ、またはオンラインで参加したヨーロッパやアジアからの入札者たちの熱気からもうかがえました。サザビーズのオークショニア、ジェイミー・リッチーとクイッグ・ブルーニングが遊び心たっぷりに入札者を煽り、バイヤーたちは今年のプルミエ・ナパヴァレーのワインオークションで109ロットを競り合ったのです。
2022年プルミエ・ナパヴァレーのワインオークションで落札されたワインは、14の州と6カ国に届けられる予定です。
「ナパ・ヴァレーで、醸造家や世界のワイン業界関係者とともに、プルミエ・ナパヴァレーを特別なものにしている革新的なワインを味わうことができ、とても嬉しく思っています。ナパ・ヴァレーのワイン産地に対する友情と支援は、会場とオンラインの両方で入札者の熱意が物語っていました。ナパ・ヴァレーの認知度を高めることは私たちの重要な目標の一つですから、30%近いバイヤーがオンラインで入札してくれたことは喜ばしいことです。」と、サザビーズ・ワインの世界責任者であるジェイミー・リッチーは述べました。
今年のプルミエ・ナパヴァレーのワインオークションでは、2019年、2020年、2021年の収穫年(ヴィンテージ)のワインが出品されました。今年のオークションで初登場したのは、話題の2020年ヴィンテージです。
2020年のプルミエ・ナパヴァレーの赤ワインを手掛けた醸造家は土曜日、1本あたりの平均価格が234ドルとなり、最も難しい収穫年に造られた高品質で優れたワインに需要があることが証明され、喜びました。
「嬉しい驚きです。ヴィンテージの難しさから、どのような品質のものができるのか、大きな疑問がたくさんありましたが、明るく、生き生きとして、本当に素晴らしい品質でした。市場に出るのが楽しみです。」と、ペブル・ビーチ・リゾート ワイン&スピリッツ部門ディレクター、ウェンディ・ハイルマンは語りました。
ナパ・ヴァレーは、協力の精神で知られています。最も売れ行きが良かったのは、ファヴィア&アワーグラス、ブエナ・ヴィスタ&チャールズ・クリュッグ、レイノルズ・ファミリー・ワイナリー&カナードなどのジョイント・ロットであり、その平均ボトル価格は1本325ドルでした。
また、今年のオークションでは白ワインへの熱意も印象的で、1本あたり平均108ドルの値がつきました。さらに、オークションでは、マルベック、シラー、ネッビオーロ、リースリング、アルバリーニョを中心に、ナパ・ヴァレーで栽培されるさまざまなブドウをワインメーカーが展示しました。
「ナパがさまざまなことに取り組んでいて、しかもそれがすべてうまくいっているのは、実に素晴らしいことだと思います。」と、カリフォルニア州サンディエゴのエンシニータスにあるメリテージ・ワイン・マーケットでワインバイヤー兼イベントディレクターを務めるモリー・ブルックスは語ります。
毎日、入場に先立って全ゲストにワクチン接種とコロナの検査を義務付け、最高水準の安全性を確保しました。最後にリッチーは、醸造家たちをステージに招き、楽しい午後のひとときを過ごした入札者に感謝の意を表し、オークションを締めくくりました。
今年のプルミエ・ナパヴァレーの会長を務めたパイン・リッジ・ヴィンヤーズの醸造責任者、ジョシュ・ウィダマンと、来年の会長となる、シニョレッロ・エステートの醸造家、プリヤンカ・フレンチは、仲間の醸造家たちとともに、最後のロットを競う入札者たちを応援しました。
サザビーズが初めて行った、ナパ・ヴァレー産ワインをより多く世界中の人々に知ってもらうための試みは、ライブラリー・ワイン・オークション、プルミエ・ナパヴァレー、パースペクティブ・ワイン・オークションなどで売れたワインを含めて、270万ドルという素晴らしい金額をもたらしました。プルミエ・ナパヴァレーからの収益はすべて、ナパ・ヴァレーの振興、保護、強化のためのプログラムに直接使われます。
ナパヴァレー・ヴィントナーズについて
ナパヴァレー・ヴィントナーズは、現在550を超えるワイナリーが加盟する非営利生産者団体です。1944年の設立以来、ワイナリーを導き、ナパ・ヴァレーの大地を守り、環境活動も牽引しながら、常に最高品質のワインを造り続けています。地域コミュニティーには、1980年代から約40年にわたり2億ドル以上の投資を行ない、公平な医療提供や児童教育における就学援助を続けてきました。地域社会とワイン業界における多様性をさらに高め、あらゆる人々を受け入れ、高い志をもちながら活動に取り組んでいます。
www.napawine.jp(日本語)www.napavintners.com(英語)
サザビーズについて
サザビーズは1744年創立で、芸術や高級品を求める人々が最初に向かう先とも言えます。鑑識眼と保管能力を誇り、オークションおよびプライベートセールやオンライン販売などの即売プラットフォームを通じ、美術品や希少な品々と、それを求める人々との架け橋となっています。信頼度の高い取引は業界屈指の技術を生かしたプラットフォームで構築され、40か国、50部門以上の専門家ネットワークによって支えられています。取り扱い対象は現代美術、印象派、巨匠作品、中国芸術、宝石、時計、ワイン、スピリッツ、インテリアなど多岐に渡ります。
サザビーズのワイン部門では、ワインとスピリッツを合計したオークションでの年間売り上げが2020年に9,200万ドルという極めて高い数字を記録し、総計41回のオークションで15,000点以上を売り上げました。オークション回数としては2019年比で約50%増に相当しています。ワインとスピリッツに関しては、オンライン入札者の売り上げが2019年には2,800万ドルだったのに対し2020年は6,000万ドル以上となりました。また、出品のおよそ85%がオンラインで落札されたことになります。サザビーズは特にアジア市場に強く、3年連続でこのエリアを牽引しています。ワインおよびスピリッツに関わる入札の70%がアジアの収集家によるものです。
サザビーズのワイン部門では近年、数多くの歴史的な落札価格が見受けられます。2020年だけでも日本のウィスキー、ダルモアの生産する複数のウィスキー、コニャックなどで世界新記録を輩出しました。サザビーズのワイン部門では現在、ウィスキー、プライベート・コレクション、ワイン1本あたり、そしてスピリッツ1本あたりのオークション落札価格の世界記録を保有しています。
オークションに加え、サザビーズのワイン部門では2010年に小売業務にも参入しました。サザビーズのニューヨーク本部には実店舗を、またオンラインショップとしてはwww.sothebyswine.com を構え、世界で最も優れた生産者や重要産地からサザビーズのワイン部門が厳選したワイン・セレクションを提供しています。経験豊富な専門スタッフによって集められたセレクションは、長期にわたり強めてきた世界中のワイン生産者たちとの絆の上に作り上げられたものです。購入してすぐ飲んで楽しむこともできますし、人気の集中する貴重なヴィンテージのワインに投資することも可能です。2つ目の実店舗は2014年にサザビーズの香港ギャラリーにオープンしています。
サザビーズ・プレス・オフィス
London | +44 (0)20 7293 6000 | Matthew Floris | Matthew.Floris@Sothebys.com
New York | +1 212 606 7176 | Derek Parsons | Alexandra.Fizer@Sothebys.com
Hong Kong | +852 2822 8140 | Nancy Wong | Nancy.Wong@Sothebys.com
このニュース・リリースに関する問合わせ
ナパヴァレー・ヴィントナーズ・ジャパン(若下)
Japan@napavintners.com