ナパヴァレー・ヴィントナーズが、ナパグリーン持続可能性100%の目標まで半分を達成

ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)非営利生産者団体は、ナパグリーン・プログラムに参加することで持続可能な環境づくりに取り組むNVVの対象会員(ワイナリーの所有者、ぶどう畑の所有者またはその両方)が50%に達し、これにより、持続可能性における重要なマイルストーンを達成したことを明らかにしました。

ナパグリーンは、ナパヴァレーのぶどう畑とワイナリーの第三者認証プログラムです。「土からボトルまで」の包括的な取り組みを採用し、ぶどう栽培とワイン造りにおける全過程に対して(有機的な全体感を持った)ホリスティックマネジメントを織り込んだ、ワイン業界でも最も厳格な環境認証プログラムです。ぶどう畑とワイン生産施設の認証は、アメリカ海洋漁業局、ナパ郡、地域水質管理局、カリフォリニア・グリーンビジネス・プログラムにより行われます。ナパグリーン・プログラムは2000年の初めにワイン業界、環境団体、政府、規制当局など20以上のステークホルダーによって策定されました。

NVVは2015年3月に、NVVの全ての対象会員が、2020年末までにナパグリーン・プログラムに参加することを目標に掲げました。NVVでは、533会員のうち435の会員がワイナリーやぶどう畑を所有しており、プログラムの対象となっています。このうち半数の会員が、ナパグリーン・プログラムに参加しているか、すでに認証を取得しています。

 

「NVVの理事会が、2020年までに会員の100%がナパグリーンに参加することを目標として打ち出した時、私たちはこの目標が野心的なものであることを認識していました」と話すのは、NVV理事会の会長を務めるホーニッグ・ヴィンヤード&ワイナリーの社長マイケル・ホーニッグ氏です。「その目標を発表してからわずか2年後に、目標の半分まで到達することができ、誇らしい気持ちでいっぱいです。ナパグリーンはあらゆる規定が事細かに定められた厳格なプログラムです。認証を取得するためにはワイナリーや畑の所有者、そして従事者が真剣に取り組む必要があります。それでも私たちはこの取り組みが、自治体にとっても将来の世代にとっても正しい行いであると確信しています」。

 

またホーニッグ氏は、ホーニッグ家のワイナリーがナパグリーンランドとナパグリーンワイナリーの両方の認証を取得していること、そしてNVVの理事会の役員である10名全員が同プログラムに参加しており、役員自らが会員たちに規範を示していることも明かしました。

 

マイルストーンの50%を達成したことを地元の自治体と祝うため、NVVは4月22日(土)の午後1時から4時にナパのダウンタウンにあるオックスボウ・コモンズで開催されるアースデイの祭典に参加しました。祭典では持続可能性をテーマにした教育目的の展示やアクティビティーが行われ、NVVはブースを出店してナパグリーンの生産者のワインを出品。持続可能性全般について、さらにはナパグリーン・プログラムについて具体的に学ぶことのできるアースデイの祭典となりました。詳細はnapaenvironmentaled.org でご覧いただけます。

 

ナパグリーンランドの詳細

ナパグリーンランドの最初の認証は2004年。

現在7万エーカー以上の土地がナパグリーンランド・プログラムの取組対応地域です。

ナパヴァレーのぶどう畑全体の45%がナパグリーンランドの認証を取得しています(2万エーカー以上)。

土地の所有者は所有する区画を全体的に管理し、ぶどう畑だけでなく資産全体に対して最善の管理手法を適用しています。

プログラムに参加することで資産が確実に環境規制に準拠し、さらには規制を上回る水準の取り組みが可能になります。

第三者による認証は、アメリカ海洋漁業局、地域水質管理局、ナパ郡農業委員会およびナパ郡公共事業局により行われます。

5年から7年ごとに再認証を受ける必要があり、畑ごとに決められた計画の実施と継続的な改善努力を示すことが条件となります。

ナパグリーンワイナリーの詳細

ナパグリーンワイナリーの最初の認証は2008年。

現在55以上のワイナリーがナパグリーンワイナリーの認証を取得しています。

プログラムでは、水とエネルギーの消費量を数値化して減らし、廃棄物の量を抑えることでそれぞれのワイナリーの二酸化炭素排出量の削減を目指します。

第三者による認証は、カリフォルニア・グリーンビジネス・プログラムの郡の監査官により行われます。

3年ごとに再認証を受ける必要があり、水とエネルギー使用量の推移、廃棄物の転換、継続的な改善努力を示すことが条件となります。

さらに詳しい情報についてはnapagreen.orgをご覧ください。

 

◆ナパヴァレー・ヴィントナーズについて

非営利生産者団体ナパヴァレー・ヴィントナーズは533の会員を擁し、1944年に設立されて以来、一貫して最高品質のワインを造ること、環境活動をリードすること、そして彼らが故郷と呼ぶナパヴァレーの特別な地を大切にすることの重要性を説き、卓越性を追求してきました。詳しくはwww.napawine.jp(日本語)またはwww.napavintners.com(英語)をご覧ください。

 

<このニュース・リリースに関するお問い合わせ先>

ナパヴァレー・ヴィントナーズ 日本事務所 窓口:若下静

Email: Japan@napavintners.com

Facebook: www.facebook.com/napavintnersjapan

www.napawine.jp (日本語) www.napavintners.com(英語)