ナパ・グリーンランドの認定に新たな道筋となるランドスマート®プログラムが加わります

厳格な環境基準を満たすために地域の資源スペシャリストが土地管理者を手助けします

ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)とナパ資源保護地区(Napa Resource Conservation District:RCD)は今日、地域のワインの造り手とぶどう栽培者がナパ・グリーンランドの認定を取得する新たな手段として、ランドスマート®レベル2保護計画を提供することで提携したことを発表しました。

ランドスマート®はナパ郡、ソノマ郡、メンドシーノ郡のRCDの地域プログラムで、土地所有者が自然資源管理目標を達成するのを助けながら土地の生産性と河川の繁栄を支援します。「ナパグリーン認定地とワイナリープログラム」は、第三者機関により認定が行われるナパヴァレーのぶどう畑とワイナリーを対象とした厳格な基準の環境プログラムです。土地の区画全体に加え設備も併せて認定を行うナパグリーンは、ワイン業界において最も包括的な環境認証評価の1つです。ランドスマート®とナパグリーンの連携はナパ郡の農産業により良い利益をもたらす自然な流れの発展です。

「自分の土地の自然資源を包括的に管理することに高い関心を持った土地管理者と協力していくにあたって、NVVをはじめ全てのナパグリーンパートナーと連携を深められることを大変嬉しく思っています」と、RCDのエグゼクティブ・ディレクターでありランドスマート®開発のパートナーであるレイ・シャープ氏は語ります。

今日までにぶどう畑を含む40,000エーカーの農地がナパグリーンの認定を取得しており、ナパ郡のぶどう畑全体の40%がナパグリーンに認定されています。ナパ・グリーンランドの認定を受けるには、今までカリフォルニア土地管理機関(California Land Stewardship Institute)の運営するフィッシュ・フレンドリー・ファーミングによる道しかありませんでしたが、ランドスマート®が加わったことで土地所有者には認定の選択肢が増えました。ナパ郡全体のナパグリーン認定地を増やし、土地所有者がより迅速に認定を取得できることを目指します。

「ナパ郡にあるより多くの土地がナパグリーンに認定されればされるほど、地域全体の健全性と幸福につながります」と、NVVナパグリーン顧問グループの会長であり、ワインメーカーであり、ラザフォードのトレス・サボレス・ワイナリーのオーナー、ジュリー・ジョンソン氏は語りました。「RCDと連携し、私たちの美しいこの地に対する責任と献身を行動で示すことに意欲的なワインの造り手やぶどう栽培者に、新たな資源を提供できたことをとても嬉しく思っています」。

NVVは2015年に、対象となるすべてのメンバーが2020年までにナパグリーン・プログラムのどちらか一方または両方に参加することを目標に掲げました。「ナパグリーン認定地とワイナリープログラム」は、土壌から瓶詰めに至るまでの環境管理とワイン造りに関する取り組みで、ぶどう栽培とワイン造りのあらゆる段階で全体的な管理慣行が考慮されます。

ナパグリーン認定地プログラムはぶどう畑の環境管理だけではなく敷地全体を取り扱うため、ナパ川流域の保護に寄与します。新しい連携のもと、土地所有者は今後ランドスマート®の代表者と協力して、それぞれの土地に合った農地保護計画を策定することができます。ぶどう畑の全体的な管理、道路、水路、空き地、水の管理などが評価されます。

認定を取得するためには、土地所有者は土壌を維持して浸食を防ぐための対策を講じ、有害物質の使用と流出要因を特定・削減し、水を節約し、多様性を保護し強化するために動植物の生息環境を回復する必要があります。土地所有者が地域、州、連邦による環境規制を満たしさらにそれを上回るよう、プログラムは第三者機関によって認定が行われます。

ナパ郡のぶどう畑を対象としたランドスマート®農地計画ワークショップは7月12日に開催されます。登録はnaparcd.orgから行うことができます。参加前に計画のサンプルフォームをlandsmart.org/vineyard.からご覧ください。

ナパグリーン認定についてもっと詳しく知りたいぶどう畑のオーナーは、NVVのミシェル・ノヴィ(707-963-3388)までご連絡ください。

ナパグリーンについて

ナパグリーンは、ナパヴァレーのぶどう畑とワイナリーを対象とした包括的な環境認定プログラムです。同プログラムは土壌から瓶詰めに至るまでの環境管理とワイン造りに関する取り組みで、あらゆる段階で全体的な管理慣行が考慮されています。独立した第三者機関が農場やワイン生産施設を認定するナパグリーンは、ワイン業界で最も包括的な環境認定評価の1つです。詳しくはnapagreen.org.をご覧ください。

 

ナパ資源保護地区(Napa Resource Conservation DistrictRCD)について

ナパ資源保護地区は、自然保護の必要性を特定するカリフォルニアで最も歴史のある草の根団体の1つで、地元の土地管理者が自発的に解決策を実施する手助けをします。1945年以来、ナパRCDは地域の関与、教育、技術的専門性と科学研究をとおして地元の自然資源管理を促してきました。当団体の活動は、地元の生態系を向上させると同時に農業、市街地、野生スペースを支える役割も果たしています。詳しくはnaparcd.org.をご覧ください。

 

ナパヴァレー・ヴィントナーズについて

非営利生産者団体ナパヴァレー・ヴィントナーズは 1944 年の設立以来、所属する 525 を超える加盟ワイナリー に対し一貫して最高品質のワインを造ること、環境活動をリードすること、そして彼らが故郷と呼ぶナパヴァレー の特別な地を大切にすることの重要性を説き、卓越性を追求してきました。詳しくは napavintners.com(英語) または napawine.jp(日本語)をご覧ください。

 

<このニュース・リリースに関するお問い合わせ先>

ナパヴァレー・ヴィントナーズ 日本事務所 窓口:若下静

Email: Japan@napavintners.com

Facebook: www.facebook.com/napavintnersjapan

www.napawine.jp (日本語) www.napavintners.com(英語)