今年度のワイン造りに関する最新の情報はナパヴァレー・ヴィントナーズのウェブサイトから入手できます。充実した内容となっておりますので是非ご覧ください。
2015年7月22日 – ナパヴァレーでは今朝早くからスパークリングワイン用のぶどうの収穫が始まり、例年より早めとなる2015年の収穫シーズンが幕を開けました。ナパヴァレー・ヴィントナーズ (NVV)生産者団体はワイン生産者の収穫の興奮を世界のワイン愛好家の皆様に伝えようとnapavintners.com/harvestに最新の状況を更新しています。
今年の生育期は、暖かい気候と涼しい気候が交互に訪れたことで芽吹きが早まりました。続く開花時期と着果時期には比較的涼しい気候が長く続いたために、収穫時期は例年よりもかなり早くなることが予想されています。5月の気候が涼しかったことと、急激に気温が上昇する夏日が少なかったことが幸いし、カリフォルニア州の干ばつが4年目に突入する中で水の使用は最低限に抑えられています。
「今のところは今年も高品質のぶどうの収穫が見込まれています」と話すのは、Munn Napa Valleyのワイン生産者Ludovic Dervinさんです。Munn Napa Valleyでは今朝からぶどうの収穫が始まりました。「今春は開花時期が長かったために実の成熟度合にかなりのばらつきがあります。これはぶどう畑ごとのばらつきにとどまらず、ブロックごと、ぶどうの木ごと、さらには房ごとにもばらつきが生じています。今年の収穫シーズンを成功に導くため、これから数か月間はワイン生産者とぶどう畑の専門家が二人三脚で収穫にあたり、バランスの良い風味を実現できるよう協力していいきます。」
ナパヴァレーでは個々のぶどうの成熟度合と果汁の濃縮度合のばらつきを抑えるため、完全に熟していない実は落とすなどして間引きを行い、量より質を確保します。また高度なキャノピーマネージメントを行うことで温度や日照を管理して、果実にとって最適な環境を整えます。NVV加盟ワイナリーの80%以上は自らが所有する土地でぶどうの栽培を行っているため、ぶどう作りの段階から品質に定評のあるナパヴァレーのワイン造りに取り組むことが可能です。
ナパヴァレーを訪れる人々にとっては収穫期が最も人気のあるシーズンですが、収穫を直接見に来ることができない人たちのためにNVVは最新の状況を随時ウェブサイト上で更新していきます。ウェブサイトでは次のような内容をご紹介していきます。
- ナパヴァレー各地のワイナリーがソーシャルメディアを通じてぶどう畑の状況から破砕機にかけられるところまで最新の写真とコメントを投稿します(#napaharvest)。
- スパークリングワイン用のぶどうの収穫に始まり白ワイン、そして数週間後には赤ワイン用のぶどうの収穫まで収穫の最新情報を定期的に更新します。
- 収穫や栽培、ワイン造りの舞台裏で活躍するヒーローたちの仕事やスケジュールをご紹介します。
- 暖かい8月から涼しい秋まで、気候に合わせたお料理のレシピやペアリングをご提案します。
- ナパヴァレーの旅を楽しむためのモデルプランを提案します。リンクしているNVVのワイナリーマップとトリップ・プランナーを使って試飲ルートをカスタマイズすることができます。
- 各ワイナリーの収穫シーズン中のイベント情報を掲載します。
- シャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンができるまでを紹介した動画を公開します。
スパークリングワイン用のぶどうは本日破砕機にかけられましたが、今年の収穫がいつ頃まで続くかについてはまだ見通しが立ちません。収穫が10月末までとなるか11月初旬頃まで続くのか、収穫のリズムとペースについては7月末から8月初旬の天候が鍵を握ります。
ナパヴァレーでの生産量が最も多いカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫はまだ数週間先になりますが、収穫高は少なくても高品質のぶどうが収穫されることが予想されています。「2015年のナパヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンは期待大です。」と話すのはHALL Napa Valleyのワイン生産責任者Steve Leveque氏です。HALL Napa Valley では16のAVAのぶどう畑のうち13の地域で栽培・調達したカベルネ・ソーヴィニヨンを使ってワイン造りを行っています。「今年の冬は雨が少なく暖かかったので成育が早く始まりました。花の咲き方と実の付き方にばらつきがあるため収穫量は大幅に落ち込むことが予想されています。発育の勢いが弱かったことで実と房が小ぶりとなり、味の濃い凝縮されたカベルネ・ソーヴィニヨンを作るのには理想的です。今年も過去3年に続きいいワインができると期待しています。」
豊作が続いた過去3年と比べると全体的な収穫量は落ち込むことが予想されますが、過去10年のデータとの比較では平均的な収穫量になるということです。
ナパヴァレー・ヴィントナーズについて
非営利生産者団体ナパヴァレー・ヴィントナーズは1944年の設立以来、所属する500の加盟ワイナリーに対し一貫して最高品質のワインを造ること、環境活動をリードすること、そして彼らが故郷と呼ぶナパヴァレーの特別な地を大切にすることの重要性を説き、卓越性を追求してきました。詳しくはwww.napawine.jpをご覧ください。
<このニュース・リリースに関するお問い合わせ先>
ナパヴァレー・ヴィントナーズ 日本事務所 窓口:若下静
Email: Japan@napavintners.com
Facebook: www.facebook.com/napavintnersjapan
www.napawine.jp (日本語) www.napavintners.com(英語)